れいめい館は勉強嫌いを歓迎します!
とアピールしていることもあり、通ってくれている生徒で勉強が嫌いな人は少なくありません。
最近ふと「そもそもどうして勉強が嫌いになったんだろう?」と気になり、考えてみたところ、2つ思い浮かびました。
1、単純に勉強がつまらない
2、勉強で嫌な思いをした
1は、点数が30点だろうが80点だろうがつまらないと感じるタイプだとお考えください。このタイプなら仕方がないと思います。食べ物の好き嫌いと同じレベルなので、どうにもすることができません。
しかし実際には「純粋に勉強が嫌い」という人はなかなかいないのではないでしょうか。好きなことなら学ぶのが楽しいと思うので、『本質的な勉強嫌いは存在しない説』を信じています。
したがってほとんどの場合、2の「勉強で嫌な思いをした」のかなぁと感じています。
学校で勉強していると、どうしても点数が出てしまいます。他人との差が数値化され、点数が低いと「勉強が苦手」「頭が悪い」などと言われます。あるいは「自分は人よりができないんだ」と感じるようになり、勉強が楽しくなくなります。
「苦手だ」とか「下手だ」とか言われることを頑張ろうとする人はほとんどいません。嫌になって当然です。
勉強で嫌な気持ちになる時というのは、他人と比較された時なんだと思います。
しかし勉強する上で大切なのは、他人より理解が早く、暗記力が高いことなのでしょうか?そうではありませんよね。
勉強で大切なのは、新しく知識を身に付けたり、新しいことができるようになることのはずです。
他人との差は全く問題ではなく、学ぶ人自身が『何を知り、何ができるようになったか』に焦点を当てるべきではないでしょうか。
例えば私の場合、プログラミングを学んでいて、新しいことができるようになると嬉しいんですよね。
文字が表示できるようになったー!
とか、
画像が動かせるようになったー!
とか、単純に新しくできるようになったことが嬉しいんです。そこで「一流プログラマーと比べたら、全然まだまだじゃないか…」とは思いません。ただ単に成長する自分が楽しくて勉強してしまいます。
勉強とは本来、そういうものではないでしょうか。点数の上下に注目せず、勉強した本人がどう頑張り、何を学んだかに注目したいです。
自分が成長を感じ、喜ぶことができる。そういう人が『努力のできる人間』になるのだと思います。